月別アーカイブ: 2011年9月

【東北へいこう! Vol.3】黄金色の風景~秋田 寒風山、八郎潟~

9月のはじめに北東北を回る予定でしたが、台風12号の影響で中止にしましたが、
予定の中で初めて行く予定だった秋田の男鹿半島周辺を1週間遅れでいってきました。
この時も天気予報が1日ごとにかわるので、また延期かなとおもったところ前日で良い方向に予報がかわったので行くことにしました。

秋田まで、秋田新幹線で、そこからレンタカーを借りて向かいます。
今日は天気が今いちなので、まずは今回の場所をロケハンということで、一通り廻ってみます。

秋田から1時間ちょっとくらいで最初の目的地、寒風山へ。
寒風山は男鹿半島の付け根にある山で、山頂付近に高い木がないため景色が良いことで有名です。
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寒風山からの代表的な景色としては、上の写真のカーブを描く海岸線です。
ちょっと雲が多いですね。

次は八郎潟へ向かいます。
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八郎潟は、当時日本で2番目に大きな湖だった八郎潟を埋め立ててつくられた大干拓地です。
干拓地内の道は一直線で、見渡す限りの田園風景です。
もうすぐ収穫時期ということで、黄金色の風景が広がっています。

この後男鹿半島を1周して再度八郎潟へ戻ってきましたが、途中から雨が本降りに。
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この後、寒風山から夕景・夜景を撮る予定だったのですが、ちょっと厳しいかなとおもった時に、寒風山の上に少し晴れ間が見えます。
ダメ元で、寒風山に上がってみます。
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山頂付近のお店はもう閉まっている時間なので、誰もいませんでした・・・。
おまけに寒い。
そして、雲の中なので、周りは真っ白。
時々雲の晴れ間から明かりが見えますが、すぐに隠れるような状態。

しばらくしても、状況は変わらないので、撤収しようとカメラをしまう準備をしようとしたその瞬間一気に雲がはれてきて、きれいな夜景が現れました。
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粘ってよかったです。
途中で来てすぐ帰って行った人が数人いましたが、粘って正解でした

翌日、朝4時に起床。
空を見ると雲は少なそうなので、朝焼け・日の出の風景を撮りに寒風山に向かいます。

寒風山に着くと、雲が結構多くなっていて、日の出は難しそうです。
しかし、幻想的な風景が広がっています。
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一度ホテルにもどって、朝食をたべてからゆっくり昨日ロケハンした場所を、夕方の新幹線まで回ります。

まずは、八郎潟から
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ちょっと雲が多いようですが、雨は降らなそうです。
釜谷浜の風車群は、オロロンラインにあるオトンルイ風力発電所に負けない迫力です。

そうこうしているうちに雲がとれて青空がひろがってきました。
寒風山にのぼってみます。そして昨日雨だった男鹿半島の先端にもいってみます。
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最後に八郎潟に寄って帰路につきます。
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ここ最近の傾向で、帰り際に天気がよくなるというジンクス?がまたも。
もう少し、黄金色の稲穂と青空をとりたかったですが。

台風で中止にした北東北編でいく予定だった奥入瀬は、この際なので紅葉時期(10月末)に行く予定です。


【東北へいこう! Vol.2】風車のある風景~山形・酒田、秋田・仁賀保高原~

松島からは、鉄道で東北を横断して、日本海側へ向かいます。

松島海岸
 ↓
(仙石線)
 ↓
仙台
 ↓
(仙山線)
 ↓
山形
 ↓
(奥羽本線・山形新幹線)
 ↓
新庄

新庄からはレンタカーで酒田へ向かいます。

今回は「風車のある風景」というテーマで撮影です。
日本海側は、風が強いことで、風車が多く見られます。
その中で、酒田は鳥海山をバックにした景色が見られることで知られています。

途中、最上川などの景色がありましたが、日没ぎりぎりなので先を急ぎます。
そして、日没少し前に酒田に到着。
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撮影場所を探します。
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やはり、事前にしらべてあった、鳥海山をバックに風車を撮れる場所が一番よさそうなのでここを撮影地とします
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そういえば、海に沈む太陽は、いつも直前で雲にかくれていたので、いままで撮影したことなかったような・・・

日が沈みマジックアワータイムです。
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この日は酒田で一泊して、朝、昨日の撮影場所に行ってみます。
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青空に白い風車が映えますね。

さて、今日は酒田から北上して、秋田県側の鳥海山の裾野にある仁賀保高原に向かいます。
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海岸線から徐々に高度を上げていきます。

そして、仁賀保高原に到着。
風車の数に圧倒されます。
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本来なら、風車のバックに鳥海山が写る景色を撮りたかったのですが、ここにきて雲が出てきちゃいました。

仁賀保高原は海抜500mくらいで、それほど標高はたかくありませんが、まわりに高い山がなく、海からも十数キロくらいで近いので、開けていて解放感があります。

それでは、高原の風景をどうぞ。
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そして、田園風景をどうぞ
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再び酒田にもどってきて、昼の風車を撮影。
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そろそろ帰らないといけない時間になりましたが、来るときに途中に風車群があったのでそこを最後の撮影地とします。
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あとでしらべたところたちかわウィンドファームというところのようで、地元の町の電気を全て地元資源(太陽、風力、水力など)で賄うというビジョンを進めていてるとのこと。
まさに、今、日本の電力事情の先駆けをいっているところですね。

今回、翌週の天気を考慮して、急きょ予定をいれましたが、無理してでもいってよかったと思う景色に出会えました。
鳥海山をバックにする写真が今いち撮れませんでしたが、それはまた来る機会ができたということで。


撮影日 2011/08/27~2011/08/28

【東北へいこう! Vol.2】松島海岸

東北復興旅第2弾は、前回予告した通り日本三景の一つである松島です。
本当は、翌週に行く予定だったのですが、天候(台風)の関係で予定変更。
天気の良いこの土日で急遽行くことにしました。

松島は今回の震災で津波の被害にあっています。
しかし、いち早く復旧宣言をしていましたので、まず被災地の状況として行ってみることにしました。
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松島へは、仙台から仙石線で向かいます。
仙石線は、仙台と石巻を結ぶ路線でその名がついていますが、まだ一部復旧していない状態、全くめどが立ってないとのこと。早く復旧することを願います。

仙台をでて塩釜あたりまでは、屋根が壊れている家をいくつか見るくらいで、それほど大きな被害は見られなかったのですが、塩釜付近にくると、津波で破壊された家や、以前家があったと思われるような土地などが現れ、改めて津波の被害のすごさを感じました。

松島海岸駅について、駅前の公園を海のそばまで行くと・・・
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突然現れる光景に言葉が出ません。
コンクリートの手すりが木端微塵です。

公園からでて道路を歩いていくと、遊覧船乗り場にでました。
ここから見える松島のシンボルである五大堂は無事のようです。
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さらにあるいて福浦橋そばまで行ってみます。
ここも津波の傷跡が見られます。
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戻って五大堂に行ってみます。
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島が高台になっているので津波の影響がすくなかったのか特に壊れているようなところはありませんでした。

五大堂入り口付近は、松島の光景ということで、道路沿いのお店が有名ですが、このときは半分くらいのお店がやっていました。震災直後の写真を店頭に張ってあったり、ここまで津波にが来ましたという表示をしたあったりと、津波を忘れるようにするのではなく、現実を受け止めて、そして復興をしているという力強さを感じました。
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松島は、いち早く復興したので観光にきてくださいとアナウンスしてましたが、実際行ってみると津波の傷跡が残っていて、ほんとに観光にきてもいいのと最初おもったくらいです。
しかし、観光にかかわる人たちの元気な声を聞くと、みんな頑張っているのが伝わってきて、この地域になにか貢献できればと感じました。
松島が観光地として元気になって、ここから元気が広がっていってほしいですね。

震災からほぼ半年、まだまだ完全な状態ではないですが、松島は観光地として頑張っていますので、ぜひ観光におとずれて、復興に貢献してみてください。

現在、仙石線が不通になっている区間に景色の良いところがあります。
そこへはまだ行くことは難しく、行っても復興の邪魔になるだけだとおもいますので、もう少し立ってから行きたいとおもいます。

さて、松島を後にして、次の場所に向かいます。
次の場所は、震災にある意味関係のある場所(もの)です。


撮影日 2011/08/27